読み手に伝わる看護記録の書き方

看護記録は患者一人ひとりのケアを正確に伝える大切なツールです。しかし、実際にどのように書けば良いのか迷う方も少なくありません。ここでは、わかりやすい看護記録の書き方をご紹介します。第一に、看護記録を書くときは患者の状態や看護の内容を簡潔に、そして具体的に記載することが大切です。このとき、長い文章ではなく、必要な情報だけをピックアップして記録します。例えば、患者が痛みを訴えた場合は、「痛みがある」とだけ書くのではなく、「午後3時頃に右腕に鋭い痛みを感じた」といった具体的な情報を加えます。これにより、他の看護師や医師もその状況を正確に理解できます。次に、客観的な記述を心がけることも大事です。自分の主観や感情を交えずに、見たまま、聞いたままを記録しましょう。患者の言葉も可能な限りそのまま記載することで、情報の正確性を保つことができます。

また、略語や専門用語を避けることもポイントです。看護記録はさまざまな職種の人が目を通すため、専門用語が多用されていると理解しにくくなります。できるだけ一般的な言葉を使い、誰が読んでも理解できるように心掛けましょう。さらに、定期的に記録をつけることも、患者の変化をしっかりと捉えるという意味で不可欠です。状態の変化や看護ケアの影響をタイムリーに記録することで、より適切なケアを提供するためのデータが集まります。このように、毎日の記録を丁寧に行うことが、質の高い看護につながるのです。